売り込んではいけない!
広告やアフィリエイトの世界ではよく聞く言葉ですが、なぜでしょうか?ユーザーは商品に誘導されると感じると、料金が発生すると警戒してアクションを起こさないからです。ある統計によると、クリック率4パーセントだったテキストリンクをバナー広告に変えたところ、クリック率は0.07パーセントに下がったそうです。その差約57倍ですね。
売り込まなければ売れるかと言えば、そんな単純な話ではありませんが、少なくともユーザーの警戒心は薄れるでしょう。管理人であるアフィリエイターのガンバ郎が実生活でまさに、警戒心が薄れ、購入に至る経験をしました。ここにリポートしたいと思います。
コナカの店員の声掛けは異彩を放っていた
管理人のガンバ郎は、形式ばった会に出席することになり、スーツを買おうかどうしようかと迷いながら名のあるチェーンの紳士服店に行きました。ここ10年ほど、スーツとは無縁の生活をしていたので、久しぶりに入る紳士服店はチェーン店と言えど、管理人には敷居が高く緊張しています。
入店と同時にいらっしゃいませの掛け声があり、店員が付かず離れず、絶妙の距離間をキープして後を着いて来ます。
最近のスーツ事情も分からないし、何より今の自分のサイズが分かりません。下調べもせずに来ていますから、何を買ったらいいかまったく分かりません。そもそもまだ「買う」と決めていないのです。
スーツを眺めていると店員がすかさず「ご試着いかがですか?」と言ってくれます。でも、管理人は「買わされる!」と警戒し、「大丈夫です」と言うのが精いっぱいで、店の外に逃げ出してしまいました。
もう一軒行くと、こちらもスーツコーナーで立ち止まると店員がすかさず「ご試着いかがですか?」と言ってくれます。でも、やっぱり管理人は警戒心も露わに逃げ出すのです。
もう一軒行きました。松岡修造さんのCMでお馴染み、コナカです。
管理人は何を買えばいいのか分からず、スーツを手に取ることもなく、ただ見ています。「ご試着」の声掛けがあるかなと管理人が警戒し始めたその矢先、コナカの店員は管理人の警戒心を解いた魔法の一言を放ちます。
「お体のサイズをお計りしましょうか?」
とりあえず体のサイズを知りたいと思っていた管理人はその声掛けにうれしくなり、その店員にすべてを委ねます。
「ご試着いかがですか?」の先には「着てみて良かったら買ってください」というセールス心が透けて見えますが、「体のサイズ計りましょうか?」にはセールス心が透けて見えませんよね。「体のサイズを知りたい」という悩みが解決した管理人は財布のひももが一気に緩んでしまいました。アフィリエイトでも検索者の悩みを解決することって、重要ですよね。
結果、管理人は購入というアフィリエイトの世界で言う成約に至ります。アプローチの方法をちょっと変えるだけで、お客は数万の商品でも買ってしまうのです。(買ったのは私ですが)
「売り込んではいけない」よく聞く言葉ですが、アフィリエイターの僕が客の立場で実感したアフィリエイトのヒントです。(上部の写真はコナカさんのHPから。レシートの画像は管理人が実際に買ったものを撮影しました)
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする